メイクセラピストとは、メイクによって特に女性の心をはげましたり、なりたい自分になるサポートをしたりする職業のことです。ただメイクをして外見を美しく見せるだけでなく、心理カウンセリングをしながら内面も美しくすることを目的としています。
特に必要な資格はありませんが、メイクセラピー検定は実施されています。

そんなメイクセラピストはさまざまな場所で活動を行っていますが、特に介護現場においてメイクセラピーを導入するケースが増加しています。メイクセラピーが高齢者に与える影響はさまざまです。
1つ目はメイクをしていくなかでリラックスしたり、嬉しい・楽しいなどのポジティブな気持ちが生まれたりするといった心理的効果。2つ目は、メイクセラピストと会話しながらメイクをしたり、家族とメイクについて話したりすることで、人と関わる機会が増加するといった社会的効果。そして3つ目は、メイク道具を開閉したり顔に塗ったりすることで手を動かすリハビリ効果です。

このようにメイクセラピーにはさまざまな効果があり、メイクセラピストという仕事には高齢者を元気づけたり気持ちを明るくしたりするといった魅力があります。人の外見も内面も綺麗に磨くサポートができるということは、メイクセラピストならではの魅力でしょう。
また、高齢者とコミュニケーションをとることで、さまざまな話を聞くことができます。人生の先輩と話すことでいろいろな価値観に触れることができ、学べることがたくさんあるでしょう。