メイクセラピストが施す「メイクセラピー」は身体的、精神的によい効果があることが科学的に立証されています。特に介護施設を利用する利用者は、さまざまな理由によって外出をする機会が損なわれ、化粧をする機会というのも少なくなります。そういった人たちにメイクセラピストがメイクを施すことによって、気持ちが明るくなり、積極性が増すことによって認知症の予防や進行を遅らせる効果が確認されています。
メイクセラピストはこれからますます必要とされることになりますし、とてもやりがいを感じる仕事です。したがってメイクセラピストになりたい、という人もいるでしょう。
極論をいえば、メイクセラピストになるために必要な資格というものはまったくありません。一般社団法人が主催する検定はありますが、たとえそれを受けていなくても「メイクセラピスト」を名乗り、業務をすることができます。
とはいえ、何の知識もない人が顧客を満足させるようなメイクはできないでしょう。お客様を満足させるためには美容に関する高い知識が必要です。そのためメイクセラピスト検定は受けておくことをおすすめします。。
またメイクセラピーに関する講習も全国で開催されています。講習の内容をしっかり吟味し、自分に必要な知識を得られるものになっているかを確認してから講習を受けるようにしましょう。
なお美容師や医師の資格を持っていない人が美容的な施術をしたり、肌に触れる行為をして金銭を受け取ることは法律違反です。取り組みたい内容によってはこれらの資格を取得する必要があります。
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