高齢になると日常の生活を送ることだけで困難さを感じ、余計なことには手を出しにくくなります。本人はもちろん、介護をしている方も、生活にプラスして何かをすることへ気が向きにくくなってしまうのです。
そのため、刺激も少なくなりがちで、気持ちの上でも体の上でも活動的ではなくなります。それが高齢者の生活の質を低くしてしまうことにつながるのです。
刺激を与えること、楽しめることを日常生活の中でいかに作っていくかがカギとなってきます。
そこで有効な方法として利用できるのがメイクセラピーです。メイクをすることは女性にとって特別なことではないはずですが、高齢になるとメイクする機会も気持ちもなくなりがちです。
あえて働きかけをすることで生活に潤いが出てきます。メイクをしてもらうことで、会話が生まれたりほかの人に褒められたりするため、失いがちなコミュニケーションの機会も自然に作れるようになります。何よりきれいになったと自分で感じられることで、前向きな気持ちになり生きていく大きな力となるのです。
自分でメイクをするのもある程度効果はありますが、できればプロのメイクセラピーを取り入れたいものです。メイクをしてもらうことによるコミュニケーションが生まれ、いつもとは違う自分になれる新鮮さも感じやすくなります。
メイクをしてきれいになったら外に出かけたいなど、ほかの行動にも結び付くかもしれません。ぜひ高齢者の生活にメイクセラピーを取り入れてみましょう。
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